ピルの副作用についての疑問
現在利用されているピルは低用量となっていますから、安全性が高く副作用が少ないのが特徴です。
ただし、飲み始めた頃にはホルモンの変化により妊娠初期の頃のような悪心やつわりのような症状が出る事があります。
出血も起こることがありますが、ホルモン状態が落ち着いてくるとそれらの症状もなくなってきます。
ホルモン治療で体重が増えたという話を聞いたことがある人は、ピルも太るのでは？と考えているようです。
体重の増加は女性にとって重要な事です。
しかし、ピルに含まれているホルモンはとても少ないので、体重が増えるほどの作用はありません。
低用量ピルに関しては、体重の増加の心配もありませんし、精神的な影響もありません。
ただし、抗うつ剤など他の薬を服用している人は、薬の相乗効果によって副作用が出てしまう事があるので、必ず医師に相談しなければなりません。
ピルによって精神的な影響があるわけではなく、逆に妊娠の可能性のストレスを感じなくなり、月経不順や月経前症候群などの症状が和らぎ精神的にも快適な生活を送れるようになるでしょう。
月経のストレスの方が、女性にとってはるかに大きいのです。
残念ながら糖尿病の病気がある人は、ピルを服用することが出来ません。
黄体ホルモンがインスリンを上昇させる作用があるため、糖尿病の場合には他の避妊方法を考えてください。
ピルはホルモンの量を一定に保つ働きがあるので、女性特有の病気のリスクを軽減すると共に、妊娠に対する精神的なリスクも軽減するのです。