食事制限のみのダイエットと基礎代謝

食事制限のみのダイエットの場合、摂取カロリーが減って、不足したエネルギーを補うために、脂肪と同時に筋肉も分解され、筋肉量が減少してしまう。すると、基礎代謝が減り、消費カロリーも減るので、摂取カロリーと消費カロリーが釣り合うことになり、体重が減少しにくくなる。このような場合、食事制限と、筋肉量を増やすような運動を合わせてダイエットを行うと良い。

しかし、食事制限と運動を合わせたダイエットをしても痩せる人と痩せられない人がいる。
京都府立医科大学の助教授によると、ダイエットをしても痩せにくい人たちには食事を取っても体温が上昇しにくいという共通点があるという。

通常、人は食事をすると、交感神経からノルアドレナリンが放出され、熱を作り出す働きを持つ褐色脂肪細胞と結合する。そして、この細胞が活性化して体温が上昇し、カロリーが消費されているのだ。

しかし、痩せにくい人たちは、β-3 アドレナリン受容体の遺伝子に異常がありノルアドレナリンを受け取ることができず、褐色脂肪細胞は活性化できないためカロリーを消費できないというのだ。この場合、1日あたり通常と比べ約200kcal(脂肪28g分)エネルギー消費量が少ないという。そして、日本人の1/3がこの遺伝子に異常があり、生まれつき痩せにくい体質だと推測されるというのだ。

辛い物や熱い物を食べても汗をかかない人や、少し食べただけで体重が増える人はこの遺伝子に異常がある可能性が高いという。しかし、その場合、1日さらに200kcal分多く減らすようなダイエットメニューにすることで痩せることができるはずである

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